ガラス絵の描き方がわからないという方が多いので、本日は
その制作過程を説明します。
① 下書き
ガラス絵と言いつつ、アクリル板を使っています。
アクリル板は指紋が付きにくいように両面に紙が貼られているものを使い、
下絵はだいたいその片面の紙に直接描きこみます。
なお、下絵は完成後をイメージして、それを反転させた形で描くので
サインも反転して書きます。
② スミ入れ
ガラス絵は完成後に一番前に出てくる色から描かなければなりません。
よって、まずは作品のベースとなる「作品の線」の部分から着色していきます。
まずは下絵で描いた線の部分の紙をカッターで切り抜き、出てきたアクリル面に
スプレーやその他塗料などで線の色を着色します。
下の写真はスミ入れ後、下書きした面とは反対の面から撮影したものです。
③ 色入れ
線が引けたら色を入れていきます。
線を引いた同じ要領で、下絵を描いた面で色を塗りたいところの部分の紙をはがして、
そのアクリル面に色を塗ります。
写真は裏面から色を塗って表面から撮影したものです。
④ ガラス絵完成
③の方法で各パーツに色を入れていき、最後に背景色を入れて完成させます。
⑤ 額装
作品に合わせてハンドメイドで額を製作しています。
最後にその額に作品を入れて完成です。
下絵から額装まで今回は約1週間かかりました。ガラス絵制作はとても
集中力と根気がいる作業なんです。